乳歯も大切です(歯の話)
歯には乳歯と永久歯があるのはご存知ですね。
乳歯が生えてきて抜けた後に大人の歯、つまり永久歯が生えてくるのですが、
永久歯は一度生えてくるともう次の歯は生えてきません。一生お付き合いする歯です。
そこでうっかり思ってしまうのが、乳歯ならそのあとに永久歯が生えてくるから多少虫歯になってもいいやと言うことです。
これは確かに永久歯よりはましかもしれませんが、同じ口の中に乳歯と永久歯は生えてきます。
当然乳歯が虫歯になれば、あとから生えてくる永久歯も虫歯になりやすいです。
それに乳歯と永久歯はかなり口の中で密着しているんです。
それではどういう風に口の中で歯が生えてくるのか、
混合歯列と言われる乳歯と永久歯の生え変わり時期のお子さんのレントゲン写真を見てみましょう。
見慣れない方には少しわかりずらいかもしれませんが、下の画像をクリックしてみてください。
どうですか?わかりましたか?
まんなか当たりの小さな歯が乳歯です。そしてまるい膜のようなものの中に見えている歯がこれから生えてくる永久歯です。
こんな風に乳歯と永久歯は重なって生えてきているんです。
ですから、乳歯を虫歯にしてしまうとまだ生えていない永久歯にも影響が出てしまいます。
乳歯だからと虫歯をおろそかにしないで、気になることがあれば歯医者さんに相談して下さいね。